内祝いとは?基礎知識とマナーを解説!

内祝いの由来と基礎知識

内祝いとは、元々は身内で行われるお祝いを意味するものです。自分の家にお祝い事があったとき、その喜びを分かち合おうと親族や親しい人などにお祝いの品物をわたすという習慣でした。しかし、現代の内祝いはこの習慣とは少し異なり、「お祝いをいただいた場合のお返し」という意味合いが強くなっています。例えば結婚・出産・自宅の新築・退院などの際にお祝いを渡すことがありますが、このお祝いに対するお返しを「内祝い」として贈っています。ただし、どのようなお祝いにもお返しの内祝いをしなければならないわけではありません。例えば、七五三・入学・卒業などに関するお祝いは基本的にお返しは不要です。これらは子ども自身に贈られるお祝いであるため、お返しする力(お金)を持っていないことからお返しは必要ないとされています。

内祝いの基本的マナー

内祝いのマナーとしてまず覚えておきたいのが金額の相場です。内祝いの金額は「半返し」と言って、お祝いにいただいた金額の1/2~1/3が適当とされています。例えば3万円相当のお祝いをいただいたら、1万~1万5千円が内祝いの目安の金額ということです。ただし、目上の人や仕事の上司などからのお祝いに対して1/2の金額での内祝いは失礼にあたるので、1/3程度で用意しましょう。内祝いの品物としては、お菓子・タオルなどが定番です。品物を選ぶ際は、縁起が良くないとされる物は選ばない方が無難です。例えば刃物は「縁を切る」とされるのでお祝い事の品物としては避けられがちです。また、櫛は「苦」と「死」を連想させるためこれも向かないと言われています。そのほかにも縁起に関わる物はいくつかあるので、確認してから品物を選んでみてください。なお、内祝いはお祝いをいただいてからおおよそ1ヶ月以内を目安に贈りましょう。