内祝いの種類にはどんなものがある?

結婚・出産をしたときの内祝い

最もポピュラーな内祝いの1つが結婚内祝いです。おめでたいことを分かち合うという本来の内祝いの意味からすると、結婚するにあたり親しい人に報告を兼ねた贈り物をするのが結婚内祝いです。ただし、現代では内祝いはいただいたお祝いのお返しという意味合いが強いため、結婚内祝いも結婚祝いのお返しとして行われることが多いようです。なお、結婚式の際にゲストにいただくご祝儀に対しては引出物が内祝いとなるため、よほどの高額でない限り後日改めて内祝いを贈る必要はありません。また、出産内祝いも一般的です。出産時にいただいた出産祝いのお返しとして出産内祝いが贈られるのも一般的です。生まれた子供の名前を商品に名入れしたり写真付きのメッセージカードを添えたり、子供の報告を兼ねた形で贈るパターンもよく見られます。

新築・病気やケガから回復したときの内祝い

自宅を新築した際、新居に親しい人を招き、お披露目しながら食事の席などを設けもてなすことがあります。これが新築内祝いです。別途内祝いの品などを贈る必要はありませんが、もし新築祝いをくれた人が新居を見に来られなかったり、新築祝いが高額だったりした場合は品物を用意しましょう。そのほか、病気やケガから回復した際、お見舞いに来てくれた人などに贈る快気内祝いもあります。なお、快気内祝いと似たものに快気祝いがあり、これもお見舞いに来てくれた人に贈るものです。どちらを贈るかは、病気・ケガの回復具合によります。具体的には全快でない場合は快気内祝い、全快した場合は快気祝いです。のしの表書きなどにも関わる部分なので、どちらに当てはまるかしっかり判断しましょう。